今月の栄養メモ

食養生で冷え性対策!
食べる温活のススメ!

冷え性とは…?
検査や診断では異常が見られないにもかかわらず、体が冷えて不調を感じる状態のこと 。
西洋医学では、冷え性 を「病気」ではなく 「 自覚症状 」として扱いますが、東洋医学では治療すべき「疾患」として扱います。特に冷え込むこの時期は、毎日・毎回の食事に「体を温める」とされる食材を積極的に摂り入れていくことで、体の内側から温まる力をつけていきましょう。

体を温めるとなぜいいの…?
【免疫機能アップ】体温が上がると白血球の働きが活発になります。基礎体温が1上がると、免疫力は5~6 倍になると言われています。
【ダイエット効果】基礎体温が上がると基礎代謝が上がり、エネルギー消費が活発になります。
【睡眠の質の向上】自律神経系のバランスが整い、寝つきや目覚めがよく眠りが深くなります。
睡眠中に起こる皮膚のターンオーバーや疲労回復がスムーズに行われます。

血行をよくして体を温める ブリ

青魚に豊富に含まれるオメガ3系脂肪酸、EPAやDHA が血行を促し体を温めます。

発汗作用で体を温める ねぎ

ねぎのにおい成分アリシンは血行や発汗を促し体を温めます。殺菌作用があるため風邪の予防にも。

血行をよくして体を温める くるみ

血液を流れやすくするオメガ3系脂肪酸、αリノレン酸が血行を促し体を温めます。ビタミンEも豊富。

血行をよくして体を温める かぼちゃ

ビタミンEが毛細血管を拡張して血行を促し体を温めます。βカロテンは粘膜を強くし感染症も予防。

簡単にプロの味!

冬の食養生
冷えをいたわる温活レシピ

清蒸鰤魚 ~ブリの葱姜蒸し~

【材料 (2人分)】

・ブリ切り身 2切
・塩・こしょう 少々
・酒 大さじ1
・長ねぎ 1/2本
・生姜 1/6片
・サラダ油 大さじ1

A
・ナンプラー 大さじ1
・濃口醤油 大さじ1
・中華だし 大さじ4
・砂糖 小さじ1/2
・三つ葉 少々

【作り方】

① ブリに塩・こしょう・酒をふり、蒸し器で蒸す。
② Aの調味料を合わせて火にかけ、ひと煮立ちしたら蒸し上がった①のブリにかける。
③ 千切りにして水にさらした長ねぎ・生姜を②にのせて熱したサラダ油をかけ、三つ葉をあしらう。

レシピ作成:MERYX Lab.中国料理責任者

南瓜のくるみ揚げ かぶのすり流しあん

【材料 (2人分)】

・かぼちゃ 50g
・じゃがいも  50g
・長いも 20g
・片栗粉 大さじ1
・塩 少々
・スライスチーズ 1枚
・くるみ 30g

A
・だし 240g
・みりん 小さじ2弱
・薄口醤油 小さじ2弱
・かぶ 30g
・人参 20g
・片栗粉 小さじ1/2
・わさび、三つ葉 適宜

【作り方】

① かぼちゃ・じゃがいも・長いもを蒸して裏ごしし、片栗粉・塩を加えてよく混ぜ、丸めたチーズを包んでボール状にする。
② ①の表面に砕いたくるみをまぶして、油で揚げる。
③ Aの調味料を合わせてすりおろしたかぶ・5mm核に切って茹でた人参を加えてひと煮し、水溶き片栗粉でとろみをつける。
④ ②を入れ、③のあんをかける。好みでわさびや三つ葉を添える。

レシピ作成:MERYX Lab.料理長

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