花野菜特集
秋が深まり、いよいよ冬の到来です。
白菜などの葉物が多くなる冬野菜の中で、ひときわお皿を華やかにしてくれるのが、ブロッコリー や カリフラワー などの花野菜です。
冬の体にうれしい効果がたっぷり詰まった花野菜の魅力をおいしいレシピと一緒にご紹介します。
薬膳の視点から見る
野菜の旬には意味がある!
漢方では冬は春に向けてエネルギーを貯めておく季節とされています。
食養生のポイントはエネルギーである「氣」を充実させること。
ブロッコリーやカリフラワーは「氣」の不足を補い滞りを押し流し、胃腸のはたらきをよくする食材と言われています。
胃腸がよくはたらくことで、食べ物からのエネルギーを体に取り込みやすくなるのです。
栄養学から見る
カリフラワー
低糖質、低カロリー食材として、ごはんと置き換える「カリフラワーライス」が注目されています。
エネルギー量は一般的な野菜と比べて極端に低いわけではありませんが、100g中に含まれるビタミン C の量はキウイフルーツよりも豊富です。
また、食物繊維は同じ量の白米ごはんの2倍です。
ほかの食品とのバランスを取りながら、定期的に食事に取り入れてみるのもよいですね。
栄養学から見る
ブロッコリー
ブロッコリーはカリフラワー以上にビタミンC を豊富に含んだ野菜です。
例えばブロッコリー3房(約45g)に含まれるビタミンCは、ほうれん草のお浸し1食分(約50g)の約4倍。 1日に必要な量の半分以上が補えます。
加熱の際は電子レンジを利用すると、茹で汁に流れ出すのを防げます。
よく洗ったブロッコリーは耐熱容器に入れてラップをかけ、1個分なら600wのレンジで3~4分の加熱で仕上がります。
また、ブロッコリーの茎の部分は栄養価が高いと言われます。残さず食べれば食品ロス削減にも繋がりますよ。