鶏肉特集
鶏肉と言えば、他の肉類に比べて低カロリーで良質なたんぱく質が摂れることが注目されますが、実はビタミン類も豊富なお肉です。
主菜からサラダまで、アレンジしやすい使い勝手の良さも魅力です。
栄養素から見る鶏肉
豚肉にビタミンB群が豊富に含まれることはよく知られていますが、鶏肉も様々なビタミン類やアミノ酸を含んでいます。
目や皮膚の健康に関わるビタミンAや血液凝固や骨形成に関わるビタミンKが、他の肉類よりも多く含まれているのが鶏肉の特徴です。また、鶏肉にはイミダゾールペプチドという強い抗酸化作用をもつアミノ酸が含まれ、疲労を和らげるのに役立ちます。特にむね肉は同じ量のもも肉の2倍以上のイミダゾールペプチドを摂ることができる部位。
継続して摂り続けることで血中の尿酸値を抑える効果があることも報告されています。コンビニなどで手軽に購入できるサラダチキンはむね肉製。調理する時間がない日にも簡単に食卓に取り入れることができるのでおすすめです。
薬膳から見る鶏肉
伝統的な薬膳の考え方では、鶏肉は体を温める食材として取り入れられてきました。
梅雨の時期は体内に溜まった水分によって体が冷えることで不調があらわれやすくなります。梅雨の食養生のポイントは、余分な水分を排出することと同時に体を内側から温めること。滋養があり体をやさしく温める鶏肉はこの時期にぴったりの食材です。余分な水分を流すトウモロコシやハト麦などと組み合わせると、より体がスッキリと感じられるかもしれません。